金が少しでも手に入れば、私は本を買う。そして残れば、食べ物と服を買う。

金が少しでも手に入れば、私は本を買う。そして残れば、食べ物と服を買う。

When I get a little money I buy books; and if any is left I buy food and clothes.

— エラスムス

【格言の概略】
ルネサンス期の人文主義者エラスムスの言葉で、彼の学問と知への深い情熱を表しています。質素な生活を送りながらも、常に書物を求め続けた彼の精神が凝縮された一節です。

【意味の解説】
この言葉は、エラスムスが物質的な豊かさよりも精神的な充足、特に知識の獲得を優先していたことを示しています。
・「金が少しでも手に入れば、私は本を買う」とは、収入があればまず書物を購入し、知的好奇心を満たすことを最優先とする彼の価値観です。
・「そして残れば、食べ物と服を買う」という部分は、生活必需品すら二の次とするほど、書物への探求心が強かったことを物語っています。

【現代における意義】
この格言は、現代社会においても、本質的な価値を見極める重要性を示唆しています。
・情報過多の時代に、本当に価値ある知識やスキルへの投資を優先することの意義を教えてくれます。
・物質的な消費に流されず、自己の内面的な成長や知的好奇心の追求に時間や資源を配分する姿勢を促します。
・現代の「ミニマリズム」や「FIRE」といったライフスタイルにも通じる、本質的な豊かさを問い直すきっかけとなります。